真っ白な世界。
謎は深まるばかりだ。

先程と同様私は少女を抱えた。

「連れてきました。」

そう言って襖を開けると

近藤さんと土方さんがいた。

近藤さんが呼んだのだろう。

「女か。」

土方さんは立ち上がると

少女の目の前に立ち、

刀を首元にあてた。

相変わらず厳しい方だ。

「今からの質問に答えろ。

名前、年齢、職業。

全て隠さずにこたえろ。」
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