彩りの日々
時間の合う平日は夕飯をしょうちゃんの家に行って作るようになった。
前よりもしょうちゃんはきちんと一人でも家事をするようにはなっていたけれど、一人で食べるよりはしょうちゃんと食べるのが楽しくて、私は二人分の食材を持って家に遊びに行くようになっていた。
朝起きて、会社に行って、帰りはしょうちゃんの家で夕飯を食べる。
新しい私のルーティン。
「また来たのかよ」なんて文句を言いつつも、しょうちゃんはちゃんと料理の手伝いもしてくれる。
休日は昼食を一緒に食べて、その後に夕飯の買い出しにいくのにもしょうちゃんは律儀に付き合うようになっていた。
週末に色々と食料を買いこみたいので荷物持ちがいるのは私としてもありがたい。
「今日も買い物行く?」
「うんそうだね。これ片付けたら行こうかな」
今日はしょうちゃんの家で昼飯を一緒に食べた。
簡単に作ったお昼ご飯を二人で食べ終えたので洗い物をしている。
私が洗った食器をしょうちゃんが拭いて食器棚に戻す。
しょうちゃんの家の食器棚は高い位置にあるので小さな頃はしょうちゃんは踏み台にのぼって戻していた。
それが今は軽々とそこに届くくらいに背が高くなっている。
(しょうちゃんも大きくなったなあ……)
そういえばと、隣で黙々と作業をするしょうちゃんをちらりと盗み見る。
スッと通った鼻筋や伏せると涼やかな目元に長い睫毛の影ができる。
いつの間にしょうちゃんはこんなにも大人に近付いていたのだろうか。
それに髪の色や髪型は違うけれど、黙っているとかずくんによく似ていてほんの少しだけドキリとしてしまう。
「何見てんだよ」
私の視線に気づいたのか、少し照れたようにしょうちゃんは顔を逸らした。
「昔お手伝いしてくれた時は踏み台ないと届かなかったのに、大きくなったんだなあって」
「いつの話してんだよ。もうみちよりでけえし」
どこか誇らしそうにふふんとしょうちゃんは自慢げに笑う。
前よりもしょうちゃんはきちんと一人でも家事をするようにはなっていたけれど、一人で食べるよりはしょうちゃんと食べるのが楽しくて、私は二人分の食材を持って家に遊びに行くようになっていた。
朝起きて、会社に行って、帰りはしょうちゃんの家で夕飯を食べる。
新しい私のルーティン。
「また来たのかよ」なんて文句を言いつつも、しょうちゃんはちゃんと料理の手伝いもしてくれる。
休日は昼食を一緒に食べて、その後に夕飯の買い出しにいくのにもしょうちゃんは律儀に付き合うようになっていた。
週末に色々と食料を買いこみたいので荷物持ちがいるのは私としてもありがたい。
「今日も買い物行く?」
「うんそうだね。これ片付けたら行こうかな」
今日はしょうちゃんの家で昼飯を一緒に食べた。
簡単に作ったお昼ご飯を二人で食べ終えたので洗い物をしている。
私が洗った食器をしょうちゃんが拭いて食器棚に戻す。
しょうちゃんの家の食器棚は高い位置にあるので小さな頃はしょうちゃんは踏み台にのぼって戻していた。
それが今は軽々とそこに届くくらいに背が高くなっている。
(しょうちゃんも大きくなったなあ……)
そういえばと、隣で黙々と作業をするしょうちゃんをちらりと盗み見る。
スッと通った鼻筋や伏せると涼やかな目元に長い睫毛の影ができる。
いつの間にしょうちゃんはこんなにも大人に近付いていたのだろうか。
それに髪の色や髪型は違うけれど、黙っているとかずくんによく似ていてほんの少しだけドキリとしてしまう。
「何見てんだよ」
私の視線に気づいたのか、少し照れたようにしょうちゃんは顔を逸らした。
「昔お手伝いしてくれた時は踏み台ないと届かなかったのに、大きくなったんだなあって」
「いつの話してんだよ。もうみちよりでけえし」
どこか誇らしそうにふふんとしょうちゃんは自慢げに笑う。