私が好きになったのは芸能人?! 2
「いや…髪を切ってきて…」
私はおろしている髪を触る
「顔を上げて見せて?」
優しく私に声をかける
え〜…だって…似合わないって…
「雛、ほら早く顔を上げないとみんなから注目浴びるよ」
「そうよ、今じゃないと上げにくくなるよ」
音と花梨からの圧に負け私は顔を上げることにした
確かにそうかも…
もうどうにでもなれ!
私が顔を上げると目の前に春くんがいた
ち、近い…!
勢いよく上げたから距離感覚が分かってなかった
「っ…///」
私は思わず固まってしまった
「雛ちゃん…可愛い…」
春くんが小さく呟いた
「えっ…?」
一瞬にして目の前に春くんの後ろにいたはずの音と秋ちゃんが見える
私、春くんに抱きしめられてる…?