私が好きになったのは芸能人?! 2



待って待って、なんで?



「雛ちゃん可愛すぎるよ!」



春くんが私を抱きしめたまま話始める



「そんなことないよ
 あと離し…」




「雛…可愛すぎるんですけど…」

「雛ちゃん…可愛い…
 でも春くんが…」

「雛ちゃん似合ってるよ」



みんなの褒めてくれる言葉に私の言葉がかき消される



みんなに褒めてもらえてよかった

私は嬉しくて自然と笑顔になる



「あの〜…そろそろ離れた方がいいかも…」

「陸ちゃんが…」



みんなが褒めてくれる中で、ある一角では違う反応をしていたのに私は気が付かなかった


音と秋ちゃんの顔が真っ青になっていく






「可愛すぎるって〜!」


春くんがさらに強く抱きしめる


く、くるしい…



「春くん…離して?」

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