私が好きになったのは芸能人?! 2

私は春くんにお願いしてみる


「なんで?だめ?」


春くんが私に聞いてくる


だって恥ずかしいんだもん!

周りのお客さんがこっちをチラチラ見ているのが分かる


私がキョロキョロ周りを見ているとある一人と目が合う




わ…やばい…怖いよ?!


オーラが…!!




私…いや、春くんが大変なことに…!!




私はその後のことを考えてゾッとした


その人は静かに私たちに近づいてくる




やばいやばい…!



「は、春くん…そろそろ本当に離れたほうがいいかも…」


その言葉に少し力が緩まる


私は春くんから離れようと春くんの胸を押すがびくともしない




早くしないと…!



私がもたもたしていると



「わっ!!」


春くんが私から離れて勢いよく後ろに下がる


そして私はその人の腕の中へ




< 114 / 212 >

この作品をシェア

pagetop