私が好きになったのは芸能人?! 2
「そうだね、いただきます」
私は両手を合わせてハンバーグに切れ込みを入れる
ハンバーグからは透明な肉汁が溢れ出る
「いただきます」
陸くんも食べ始める
口の中でハンバーグの肉汁が広がり、濃厚なチーズが舌を絡ませる
「お、おいしい…」
「よかった」
陸くんが安心したように自分のハンバーグを食べ進める
なんとなくで入ったけど、ここで正解だったかも!
目の前からはおろしのいい匂いもする
陸くんのも美味しそうだなぁ〜…
「ふっ、そんなに食べたいのか?」
陸くんが笑いながら私に聞いてきた
どうやら私は陸くんんのハンバーグを見ていたようだ
「そ、そんなことないもん!」
私は意地を張って自分のハンバーグを切る
これも美味しいもんね!
「雛、ほら」
陸くんの優しい声と共に目の前に陸くんのハンバーグが差し出される