私が好きになったのは芸能人?! 2
ちょっとお腹出ちゃったかな?
「まぁ普通に一人前食べたからな
じゃあ、行くか」
陸くんが伝票を持って立ち上がる
私も一緒に立ち上がった
「あ、こうしとかないとな」
陸くんがそう言って私の頭の上に陸くんの帽子を被せた
「これ本当に必要?」
やっぱり私じゃなく陸くんが被った方がいいと思うんだけど
「雛が被らないとダメなの」
珍しく陸くんが秋ちゃんみたいに駄々をこねる
「ん〜…せっかく美容院で髪の毛巻いてもらったのに…」
これじゃあ崩れちゃうかな?
「大丈夫、帽子被ってても十分可愛いから」
無邪気に笑いかけた
か、可愛い…!
「さ、さぁいこ…!」
恥ずかしくなって陸くんを急かす
私たちはお会計の前に行く
奥からさっきの男の店員さんが出てきた