私が好きになったのは芸能人?! 2
「雛を思うなら着せてあげてほしい」
「ならこれじゃない服にして」
「じゃあこれは??」
「だめだ」
「陸くん、それじゃあどんな服ならいいの?」
「そうだな、こういうのとか?」
「へぇ~…意外、陸くんそういうの好きなの?」
「雛ちゃん、もし今考えてることあったら伝えてみたら?」
私だけに聞こえるように秋ちゃんが話しかける
秋ちゃん…
「でも…」
いいのかな…?
「陸ちゃんなら聞いてくれるよ」
秋ちゃんが私に微笑む
「雛?」
陸くんが私を見て優しく声をかける
2人のときだけにしか聞かない優しい声
何でも受け入れてくれるような優しい目で私を見る
本当に言ってもいいのかな…?