私が好きになったのは芸能人?! 2
やばい…力が抜けて自分の足で立つのが辛くなってきちゃった
私は陸くんの背中に腕を回し、服の袖を掴む
「り、く…!んっ…!」
ガクンっ!
一生懸命立っていた足の力が抜ける
「雛」
陸くんが私の腰にしっかり腕を回し崩れ落ちないようにしてくれた
「はぁ…はぁ…陸くん…」
私は肩で息しないと呼吸ができなくて肩が少し上下に動き、目には少し涙が溜まる
陸くんに止めてもらおうと顔をあげる
「…っ!雛、そんな顔で見られるともっとしたくなる」
陸くんが私にキスをし、そのまま首にもキスをした
「ひゃっ!」
思わず声が漏れる
「雛、ここ一応試着室、声抑えて?」
陸くんがとろけるような目で私を見てくる
私は両手で口を塞ぐ
な、何よ〜!
陸くんがこんなことするからでしょ!
「んっ…!」