私が好きになったのは芸能人?! 2

音が苦笑いしながら申し訳なさそうにしていた


「音、でも今の陸くんを見るとそんなに落ち込まなくてもよさそうだよ?」


花梨が音を慰め、見てみ?と言うように陸くんの方に手を差し出す


音は陸くんと秋ちゃんの方を見て微笑み、ため息をついた




「陸くんの様子を見ると雛たちが試着室で何してたかちょっと想像できるかも」




そう言って私に笑いかけた



私はさっきのことを思い出し、顔が赤くなる




「ほらほら、音、雛が思い出して顔を赤くしてるから
 あんまりいじめないであげて?
 雛、何か一着買わないとね、長時間試着室にいたんだから」




わ、私たちってそんなに試着室占領してたの…?


「そうね、今は試着室だったしイチャイチャするならもっと別のところでするもんね」


イチャイチャって…!


あ、あれはイチャイチャっていうのかな?

だとしたら私たちこんなところで…!


「それに、そんなところにキスマークつけるなんて、陸くんも独占欲強いね〜」


音がニヤニヤしながら私の首を見る


えっ?


音の話を聞いて花梨と桃ちゃんが私の首を見る


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