私が好きになったのは芸能人?! 2
「音ちゃんならどっちも似合ってたから
僕は音ちゃんが決めた服がまた見てみたいな」
音の頭に手を乗せる
「うん!じゃあ今度はこの服でデートしようかな」
音が頬を赤く染めながら言う
音、可愛い
相手が秋ちゃんだからかな?
乙女の顔がすごく可愛く見える
完全に二人の世界に入ってます…
ここにいるのは気まずい
服を見る振りをしてちょっとずつ離れていく
「雛?」
音たちとは反対の方から私を呼ぶ声がする
どうしたの?と優しい声で
「なんでもないよ
音と一緒に秋ちゃんのところに行ったんだけど二人で話しこんじゃって…」
…ちょっと寂しくなっちゃった
「そっか、雛はあんまり2人が一緒にいるところを見たことがないんだな」
陸くんは秋ちゃんたちの方を見る
「うん、ないかも」