私が好きになったのは芸能人?! 2

ずっと傍にいたのは私なんだけど…


「そうだよな
 でも逆に後から出てきた側からすると今までずっと一緒にいたやつに嫉妬すんだよ」



そうなの?

陸くんもそう思ってるの?



「雛~隣にいないと思ったらここにいた!
 秋ちゃんも可愛いって言ってくれたからこれ買ってくるね!
 雛はなにか買う?」



音は秋ちゃんを置いて私のところに駆け寄ってきたみたい




こういうところが陸くんの言ってたずっと一緒にいる人の特権ってやつかな?


「褒めてもらえてよかったね、そうだった、私もどっちか決めないと」


私は音に微笑み、陸くんの方へ向く


「陸くん、さっきの服は…」


陸くんに声をかけ持っているはずの服を見るけど…そこに服はなかった


その代わりにこのお店のショッピングバックを持っていた


まさか…


「それなら買っといた」



陸くんは嬉しそうに私に笑いかける



「雛の知らない間に買うなんてさすが
 じゃあ、雛は買ったみたいだから私買ってくるね!」


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