私が好きになったのは芸能人?! 2
喜んでもらいたい
その瞬間、陸くんがニヤリと笑いかける
何か企んでいるような悪戯な笑み
陸くんは私の顔に顔を近づける
甘い香水の匂いが鼻をかすめる
「じゃあ、今度俺の家でいいことしてもらうかな」
陸くんの甘く優しい声が私の耳に直接届く
これドキドキしちゃうよ…!
陸くんは微笑む
「いいこと?
何か買ってほしいものじゃないの?」
してもらうってことは買うってことじゃないよね?
買うものが高いのかな?
あ、それかもう欲しいものはないとか?
「買って欲しいものは今ないんだ
だからその代わりにしてもらうの」
「してもらう?」
「うん、してもらう」
何をするの?
私ができること…なんだろう…