私が好きになったのは芸能人?! 2
「重い…花梨、何か持ってくれないか」
花梨が行きたいお店を全て回り終え、衣生くんの手にはたくさんのショッピングバックがあった
衣生くんの体が見えない
花梨と衣生くん、桃ちゃんに春くんの4人は私たちの前を歩く足を止め、荷物を持ってもらうように話しているみたい
「さすがに買いすぎたかな?
じゃあ、軽そうなものは私が持つよ」
衣生くんと花梨はどれを持つかで話している
「なぁ、春〜花梨の荷物どれか持ってくれよ〜」
衣生くんが助けを呼ぶ
「またかよ、花梨ももう少し考えて買ってあげればいいのに」
嫌そうに返事をするも、衣生くんが持っているバックを半分持ってあげるようだ
なんだかんだいいながら困っている人がいたら助けるのが春くんのいいところ
「桃、お前は本当にこれだけでいいのか?」
春くんは桃ちゃんの一つのショッピングバックとコンタクトが入っている袋を持ちながら話しかける
「うん、大丈夫、私は花梨ちゃんみたいにあんまりお金持ってないし…
それに春くんが選んでくれた服を買えたから満足だよ
バックも持ってくれてありがと」
桃ちゃんは微笑み、春くんにお礼を言う
「まぁ花梨の金銭感覚は他とずれてるからな
花梨たちと一緒にいすぎて可笑しくなってたみたいだ…
あと、自分で選んだものじゃなくて良かったのか?」