私が好きになったのは芸能人?! 2
陸くんが画面上で微笑んでいた
「うん!私が持ってるのはこの服かな」
私はざっとクローゼットの中を映す
『雛はほんと女の子だな、雛っぽい』
「そうかな…」
『一枚ずつ簡単でいいから映してみ?』
「うん」
私は陸くん言う通りハンガーにかかったトップスを横にずらしながらゆっくり陸くんに見てもらう
服を見ている間の陸くんは真剣だった
仕事の顔かな、かっこいい…
仕事をしてる時はいつもこんな感じなのかな?
真剣に見てるところがたまらない
『うん、ありがと、雛が持ってる服なら合いそうなものたくさんあるな
よかった、雛センスがいいから好きなように着てもいいと思うよ』
「ほんと?よかった」
陸くんに言われると嬉しいかも
『あぁ、じゃあ最後に俺が買ったワンピースを見てみろよ
まだ見てないんだろ?
同じようなものもないみたいだし、喜んでくれるといいな
あと、もう服は見たから画面切り替えてよ』