私が好きになったのは芸能人?! 2
あれをくれた時はまだ付き合ってなかったけど、そこまで真剣に選んでたならきっとその時から音のこと好きだったんだね
「秋ちゃん、音にピッタリの選んだね
音、私にそのネックレスを説明してくれたときすごく嬉しそうに言ってくれたよ
すごく大切なものだって」
私も嬉しくなっちゃったっけ
「秋の思いが通じてよかったよ
店員さんにたくさん出してもらって矢野に似合うのはどれだと思うって俺たちに聞いてきたりしてさ
結局自分で決めてたけどな」
思い出して笑う陸くんがなんだか嬉しそうだった
「そうだっただね、聞けて嬉しいかも
秋ちゃんもモテるのに一途に音のこと思ってくれてるみたいだし」
「まぁ、文化祭の日にあんなことできるくらいだからな」
陸くんがクスッと笑う
あ、思い出した
文化祭の2日目に音の衣装を見にきた秋ちゃんが音を見てキスしたんだっけ
あの時は大変だったなぁ〜…
みんないろんな反応してたっけ
「雛はさ、」
陸くんが私に聞いてくる
「ん?」