私が好きになったのは芸能人?! 2
「お待たせー!
ごめんね!じゃあ行こっか!
…ってなんでそんなに陸くん笑ってるの?」
音が着替えて戻ってきた
シアーシャツにデニムパンツを履いている
そして首元には光るネックレス、秋ちゃんからもらったネックレスがついていた
「知らないよ…なんかずっと笑ってるの」
「あら、なんでだろ
さぁさぁ!早く行かないと遅れちゃうよ!」
私たちは音の部屋から出て玄関で待っている音ママのところに向かう
先頭に私と音、後ろには陸くんがついてくる
「音、そのネックレス学校でもつけてたんだね」
私はさっき陸くんと話したネックレスのことを聞いてみた
「え?うん、そうだよ?
だってできるだけつけてたいじゃない」
そう言って笑顔になる音が可愛かった
「…いいな」
私はポツリと呟いていた
「じゃあ、陸くんにおねだりしてみたら?」
音がその声を聞いていたみたいで、ニヤニヤしながら私に言ってくる