私が好きになったのは芸能人?! 2
「うん、どうしてもって誘われて…
本当はこういうの好きじゃないんだけどね」
少し苦笑いをする
「しょうがないよ、陸くんともっと仲良くなりたい人はたくさんいるからね
それに今回賞が取れたのは陸くんがいたからだってみんな思ってるよ」
「僕は何もしてないよ…
ただ接客をしていただけだから
それに…」
陸くんが私の顔を見た
ん?
「俺には雛がいれば十分なんだけど?」
小声でみんなには聞こえないように微笑みながら答える
もう…っ!ここ教室なんですけど!
どこで聞かれてるか分からないいのに!
「はいはい惚気ないの
それに陸くん、雛が怒っちゃうから、それだけにしたら?」
音が呆れながら陸くんに言った
「そうだね、朝比奈に嫌な思いはさせたくないかな」
クラスのみんなにするような笑顔を私に向けてくる
「分かってるなら言わないでよ…」