私が好きになったのは芸能人?! 2

クラスの男子が春くんを呼んでいた



「なんだよ」



春くんは振り向き返事をする



「これ手伝ってくれよ〜!」


その手には綿菓子を作るための割り箸を持っていた


どうやら一人でできなくて困っているみたい


「今は無理だよ」


春くんがその人に声をかける


「でも誰も助けてくれないんだよ〜
 頼むよ!」



どうやら頼める人は春くんしかいないらしい


「春くん、行ってあげて?」


本当は困ってる人は助けなきゃね?


「ったく、何やってんだか
 雛ちゃんごめん、ちょっと行ってくるね」


「うん」



じゃあ私先にいってようかな








「じゃあ、私が雛と一緒に食べようかな?」



私の後ろから声が聞こえた


「音」

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