私が好きになったのは芸能人?! 2
「桃ちゃん、いいよ!」
私に声をかけてくれたのは桃ちゃんだった
飯田 桃華、黒髪のショートヘアで黒ぶちメガネをかけている
メガネをかけてるから分かりにくいかもしれないけど、可愛い顔をしている
文化祭の準備の時から仲良くなって話すようになった
桃ちゃんは空いている隣の席に座った
「桃ちゃんはプリンだけなの?」
手にあるのはプリンしかなかった
「うん、さっきケーキとかたくさん食べちゃたからあとプリンだけにしたの」
「そうだったんだね
桃ちゃんと最近話してなかったから久しぶりに感じるよ」
私はケーキを食べる
「そうだね、文化祭の後から全然話せなかったかも…
あのね!雛ちゃんに聞こうと思ってきたんだ」
桃ちゃんが頬を少し赤らませながら話しかける
「ん?なあに?」
私は思わず食べる手を止める
「雛ちゃんは…春くんのことどう思ってるのかな…?」
桃ちゃんが春くんのいる席をチラッと見る
そこには大きな綿菓子を持った春くんとそれをみて笑ってる花梨と衣生くんがいた