私が好きになったのは芸能人?! 2

「陸ちゃんって雛ちゃんといるとよく笑うよね
 こんなに楽しそうなのあんまり見ないよ?」


そうかな…



いまだに陸くんのことで分からないことが多い



「雛にだけ心を許してる証拠でしょ?
 愛されてるね?」



音が小声で私だけに聞こえるように言ってくるから私の顔が赤くなる


「もう音っ!」





「雛ちゃん?どうしたの?」


私の顔を覗き込む春くん


「う、ううん!何でもないよ!」

「そう?それならいいけど…
 顔が赤いよ?
 熱でもあるの?」


春くんがさらに私の顔に近づく



春…くん!ち、近い!





そう思うと同時に

私の腕が後ろに引っ張られる



わっ!



陸くんの甘い香水の香りに包まれる

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