私が好きになったのは芸能人?! 2


「はい、陸ちゃんそこまで!
 とりあえず、雛ちゃんに回してる腕をどけよ?
 雛ちゃんが困ってるよ?」


秋ちゃんが春くんと陸くんの間に入り、陸くんの顔を覗き込むようにして前に立つ


「秋…」




「春も一旦落ち着こうぜ?
 まだこれから買い物が始まるって時に言い争ってる場合じゃないだろ?」


春くんの前に衣生くんが立ち肩に手を置く


「あぁ」


2人が私から離れてそれぞれ衣生くんと秋ちゃんと話していた





「何してるの…」

「これは大変な2人を連れてきちゃったかしら…」



音と花梨はそれぞれため息をつきながら頭を抱えていた



「雛ちゃん、大丈夫?」


桃ちゃんが心配そうに私に声をかける



「う、うん、大丈夫だよ」


私はそれを言うだけで精一杯だった




なんであの2人っていつもあんな感じなんだろ…

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