推しに出会い今がある
ー放課後

私は吹奏楽部に入部している。
部室に行くと先輩たちが先に着いてて

「先輩こんにちは」

「あ、陽菜ちゃん!こんにちは!」
部長はクラリネット担当

とても明るくて
優しい

「もうすぐ体育大会じゃん?その時に大太鼓をマーチングようの大太鼓にしようと思ってるんだよね…。だって、あの大きさの大太鼓持っていくの…無理あるくない?」

大太鼓は確かに大きい。
3階にある音楽室から持って降りるのは困難
コンクールとかはしょうがなく下ろすけど。

「あー確かに。大太鼓は…私の担当楽器じゃ無くなったので大太鼓、ドラム担当のるな先輩に聞いた方がいいかもしれないです。」

話を聞いてたらわかる通り私は、パーカッション担当でパーカッションは2年生のるな先輩と2人で担当しているのだ

「え!陽菜ちゃん大太鼓、ドラム取られたの?!」

「はい。顧問の先生がるな先輩を大太鼓、ドラムにして鍵盤楽器と小物して欲しいって言われました。」

正直、ドラムやりたかった

でも鍵盤楽器を弾けるのが私で顧問は私に暗譜(譜面を暗記すること)させ弾かせたがる。

まぁ鍵盤楽器楽しいからいいんだけどw

「えー。そーなのか…… 」

「はい。」

「え、鍵盤楽器って言った?」
と青ざめた顔で言ってくる部長

「え?はい。……あ」
そこで気づいた。

「「鍵盤楽器?!」」

そう。
音楽室は3階
エレベーターなし

…………詰んだな。

と思っていたら

「鍵盤楽器もマーチングようにする?w」
と部長

「どっちでも大丈夫です!みんなで下ろすことになるので…体育大会前に重いもの下ろすのは大変ですよ。」

迷惑はかけたくないからな…

自分担当の楽器だけど
さすがに鍵盤楽器を1人で下ろすのは困難

「んー。全体練習の時に音見て決めよ!」

「わかりました!どっちも準備しときますね!」

マーチング用と普通の鍵盤楽器は音が全然違う。
曲に合わせて決めないとハチャメチャになってしまうのだ。







ー全体練習

「はーい!全体練習始めるよー!」

と部長

「「「「はーい!」」」」

全体練習は順調に終わった

「じゃぁ全体練習は終わり!今日はここまでにしよう!みんなそれぞれで楽器片付けてミーティングするよ!」

「「「はーい!」」」




ミーティングも終わり


「もう暗くなるの早いねぇ。みんな気をつけて帰るとよー!」

「お疲れ様でした!さようなら!」









今日も無事終わったのであった。




しかし……。
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