画面越しの君へ
 私は、高校を卒業してすぐに地元の企業に就職をした。

本当は高校の先生になりたくて、大学に進学したかった。



でも、うちの家庭はさほど裕福ではなく、迷惑をかけるのが嫌で夢をあきらめた。




そして、今の会社に就職してはや2年が経過しようとしていた。



まだまだ、発展途上の企業だからか、理不尽な上司からの怒りや過労働に毎日耐えながらここまでやってきた。









いつものように、昼休みの時間。




数少ない従業員は家に帰って休憩をとっているため、私一人、休憩室で休憩をしていた。




< 3 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop