【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
と、控えめに言ってはみたけれど、本音はいれば良いなぁ、じゃなくて寧ろ居なきゃダメでしょ⁉って思ってる。
愛良のことちゃんと守ろうと思ったら、男子よりいつも近くに居られる女子。しかもV生じゃなくてH生じゃないのかな?
吸血鬼とかハンターとか、ちゃんと理解はしていないけれど、愛良を狙っているのが吸血鬼ならこの考えで間違ってはいないはず。
「そうね。愛良ちゃんに今一番必要なのが同学年の女子友達だからね」
弓月先輩はそう言って同意してくれる。でも――。
「でも、そういうのはちゃんと自分で見つけた相手じゃないと信頼も出来ないから……。私が今日付き添ったのは、私が生徒会役員でH生で、会話をした事があるくらいは面識があるからだし」
弓月先輩の説明にただただ頷く。
その辺りのことはちゃんと分かってはいるんだ。
だから田神先生達にもその事で文句を言うような事はしていない。
一番近くに居るべき、信頼出来る友人は自分で見極めて決めて欲しいって私も思うから。
「それじゃあ私達も行きましょうか」
そう促されて、私も弓月先輩と高等部校舎へ歩き出した。
高等部校舎の生徒玄関で弓月先輩とは別れ、私は職員室で担任となる三橋 薫先生と挨拶を交わす。
愛良のことちゃんと守ろうと思ったら、男子よりいつも近くに居られる女子。しかもV生じゃなくてH生じゃないのかな?
吸血鬼とかハンターとか、ちゃんと理解はしていないけれど、愛良を狙っているのが吸血鬼ならこの考えで間違ってはいないはず。
「そうね。愛良ちゃんに今一番必要なのが同学年の女子友達だからね」
弓月先輩はそう言って同意してくれる。でも――。
「でも、そういうのはちゃんと自分で見つけた相手じゃないと信頼も出来ないから……。私が今日付き添ったのは、私が生徒会役員でH生で、会話をした事があるくらいは面識があるからだし」
弓月先輩の説明にただただ頷く。
その辺りのことはちゃんと分かってはいるんだ。
だから田神先生達にもその事で文句を言うような事はしていない。
一番近くに居るべき、信頼出来る友人は自分で見極めて決めて欲しいって私も思うから。
「それじゃあ私達も行きましょうか」
そう促されて、私も弓月先輩と高等部校舎へ歩き出した。
高等部校舎の生徒玄関で弓月先輩とは別れ、私は職員室で担任となる三橋 薫先生と挨拶を交わす。