【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
今日は火曜日なので三日くらいしか準備出来る時間がない。
着替えは確実にいるとして、あとは何が必要なのか……。
田神さん、必要なものリストとか作って持ってきてくれれば良かったのに。
仕方がないので、愛良と相談しながら「夕飯出来たわよー」というお母さんの呼びかけがあるまで荷造りをしていた。
***
翌朝、私は顔を洗ってもまだ眠くて寝ぼけ眼で朝ごはんを食べていた。
昨夜取りあえずワンシーズン分の荷造りを終えると、ふと思い立って友達にSNSでメッセージを送った。
少し遅い時間だったけれど、親しい友達にくらいは転校することを伝えておいた方がいいだろう。
急な話だから仕方ないとはいえ、明日みんなと一緒に知らされた場合「何でもっと早く知らせてくれなかったの⁉」と責められるに決まってるから。
するとみんなから心配のメッセージが返って来た。
『何で急に転校なんてことになったの⁉』
『土曜には引っ越しって、お別れパーティーも出来ないじゃない!』
それに対して更に返事を送ったりとやっていたら寝るのが遅くなってしまったんだ。
隣でご飯を食べている愛良も口数少なく半目状態なので、きっと私と似たような理由で寝不足なんだろう。
黙々と食べていると、愛良が「あ」と何かを思い出したように声を出した。
着替えは確実にいるとして、あとは何が必要なのか……。
田神さん、必要なものリストとか作って持ってきてくれれば良かったのに。
仕方がないので、愛良と相談しながら「夕飯出来たわよー」というお母さんの呼びかけがあるまで荷造りをしていた。
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翌朝、私は顔を洗ってもまだ眠くて寝ぼけ眼で朝ごはんを食べていた。
昨夜取りあえずワンシーズン分の荷造りを終えると、ふと思い立って友達にSNSでメッセージを送った。
少し遅い時間だったけれど、親しい友達にくらいは転校することを伝えておいた方がいいだろう。
急な話だから仕方ないとはいえ、明日みんなと一緒に知らされた場合「何でもっと早く知らせてくれなかったの⁉」と責められるに決まってるから。
するとみんなから心配のメッセージが返って来た。
『何で急に転校なんてことになったの⁉』
『土曜には引っ越しって、お別れパーティーも出来ないじゃない!』
それに対して更に返事を送ったりとやっていたら寝るのが遅くなってしまったんだ。
隣でご飯を食べている愛良も口数少なく半目状態なので、きっと私と似たような理由で寝不足なんだろう。
黙々と食べていると、愛良が「あ」と何かを思い出したように声を出した。