【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
「とにかく一応克服出来たとは認めてもらえたから、お別れ会は出来ることになったよ」
ぼーっとしながらもその話はちゃんと聞いていたので、そう報告する。
「じゃあ、これから日にちとか決めるのよね? 友達の方にはもう連絡しちゃった?」
「ううん、まだだけど」
夜、ゆっくりしてからメッセージを送ろうと思っていたから。
流石に最近は毎日催促が来ることはなかったけれど、三日に一回くらいは必ず誰かから催促のメッセージをもらっていた。
とりあえずそのうち出来るってことだけでも伝えておかないとね。
「じゃあさ、私達もこっちでの友達ってことで参加出来ないか聞いてみて?」
「え? うん。いいけど」
突然の頼みに少し不思議に思いながらも了承する。
「どうしてもダメだったら早めに言ってね? どういう感じに守るか決めなきゃないから」
その言葉に、嘉輪達は私達を守るために付いて来ようとしてくれているんだと分かった。
嬉しい反面、友達に守らせているっていう事への罪悪感に似た気持ち。
そんな気持ちから、つい言うべきじゃないって分かっていたことを口走ってしまった。
「守るとか、止めてほしい」
「え?」
「私、嘉輪達に守って貰いたいなんて思ってない」
「っ!」
「お姉ちゃん⁉」
嘉輪の息を呑む音。
ぼーっとしながらもその話はちゃんと聞いていたので、そう報告する。
「じゃあ、これから日にちとか決めるのよね? 友達の方にはもう連絡しちゃった?」
「ううん、まだだけど」
夜、ゆっくりしてからメッセージを送ろうと思っていたから。
流石に最近は毎日催促が来ることはなかったけれど、三日に一回くらいは必ず誰かから催促のメッセージをもらっていた。
とりあえずそのうち出来るってことだけでも伝えておかないとね。
「じゃあさ、私達もこっちでの友達ってことで参加出来ないか聞いてみて?」
「え? うん。いいけど」
突然の頼みに少し不思議に思いながらも了承する。
「どうしてもダメだったら早めに言ってね? どういう感じに守るか決めなきゃないから」
その言葉に、嘉輪達は私達を守るために付いて来ようとしてくれているんだと分かった。
嬉しい反面、友達に守らせているっていう事への罪悪感に似た気持ち。
そんな気持ちから、つい言うべきじゃないって分かっていたことを口走ってしまった。
「守るとか、止めてほしい」
「え?」
「私、嘉輪達に守って貰いたいなんて思ってない」
「っ!」
「お姉ちゃん⁉」
嘉輪の息を呑む音。