【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
「じゃあ、こっちはこっちで聖良達の近くで待機するようにほどほどに遊んでるから。気にせず楽しんできてね!」
嘉輪にそう言って送り出され、愛良と二人菅野さんの運転する車に乗って城山学園の敷地外に出る。
何も気にしないでっていうのは無理な話だけれど、何事もなければ本当にただ遊んで帰るだけってことになる。
それなら嘉輪達も見守りつつ遊んできたって感じになるだろうし、それで終わればいいなと思った。
そんな風に考えていた時点で、私は何かは起こると思っていたのかもしれない。
でもこの時は待ちに待ったお別れ会の日だったし、楽しみでわくわくしていた。
そんな些細な不安は気付きもしなかったんだ。
「えーっと、まずは愛良ちゃんがゲームセンターで、聖良ちゃんがカフェだったよな?」
城山学園に来た時と同じように津島先輩が助手席に乗っている。
その津島先輩がこっちを振り返りながら確認してきた。
「はい、それでお昼を食べたら午後は同じカラオケ店で五時ころまでいる予定です」
津島先輩の確認には愛良が答える。
カラオケは混んでいたら三時間くらいで退室を求められるかもしれないけれど、お昼に余裕を持たせてってことでカラオケの予約は午後二時にしてあるらしい。
だから五時までは確実にいれるだろう。
嘉輪にそう言って送り出され、愛良と二人菅野さんの運転する車に乗って城山学園の敷地外に出る。
何も気にしないでっていうのは無理な話だけれど、何事もなければ本当にただ遊んで帰るだけってことになる。
それなら嘉輪達も見守りつつ遊んできたって感じになるだろうし、それで終わればいいなと思った。
そんな風に考えていた時点で、私は何かは起こると思っていたのかもしれない。
でもこの時は待ちに待ったお別れ会の日だったし、楽しみでわくわくしていた。
そんな些細な不安は気付きもしなかったんだ。
「えーっと、まずは愛良ちゃんがゲームセンターで、聖良ちゃんがカフェだったよな?」
城山学園に来た時と同じように津島先輩が助手席に乗っている。
その津島先輩がこっちを振り返りながら確認してきた。
「はい、それでお昼を食べたら午後は同じカラオケ店で五時ころまでいる予定です」
津島先輩の確認には愛良が答える。
カラオケは混んでいたら三時間くらいで退室を求められるかもしれないけれど、お昼に余裕を持たせてってことでカラオケの予約は午後二時にしてあるらしい。
だから五時までは確実にいれるだろう。