【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
楽だったけれど、お昼の時間に余裕を持たせていた分がまるっと余った状態になってしまった。
なので、少し途中にある雑貨店で買い物でもして時間を潰すことにした。
商店街の中にある雑貨店。
そこに行く途中見覚えのある人の姿を見つけた。
「あれって、鈴木君?」
そこまで関わりのあった人ではないけれど、流石に人生初の告白をしてくれた人だ。
そのあとの騒動も含めて中々忘れられない人物でもある。
しかも最後に見かけたのが同じ商店街ということもあって思い出しやすかった。
「え? 何? 何か凄い美人さんと一緒なんだけど⁉」
そこそこ距離はあったけれど様子をうかがえないほど離れてはいない。
鈴木君と一緒にいるのはロングボブの茶髪のスレンダーな美人さんだった。
「ああ、あいつまたここにいたのね」
私の言葉に有香が気付いて呆れの声を上げている。
「鈴木君さ、あんたに振られてから良く商店街ぶらつくようになったのよね。滅茶苦茶美人な人と一緒にいたって話も聞いたから、多分あの人のことね」
「え?」
「途中から原田さんも一緒になって何かやってるみたいだよ」
「原田さんも?」
原田さんって、原田 明里さん?
あの噂好きの?
接点があまり思いつかないんだけれど……。
なので、少し途中にある雑貨店で買い物でもして時間を潰すことにした。
商店街の中にある雑貨店。
そこに行く途中見覚えのある人の姿を見つけた。
「あれって、鈴木君?」
そこまで関わりのあった人ではないけれど、流石に人生初の告白をしてくれた人だ。
そのあとの騒動も含めて中々忘れられない人物でもある。
しかも最後に見かけたのが同じ商店街ということもあって思い出しやすかった。
「え? 何? 何か凄い美人さんと一緒なんだけど⁉」
そこそこ距離はあったけれど様子をうかがえないほど離れてはいない。
鈴木君と一緒にいるのはロングボブの茶髪のスレンダーな美人さんだった。
「ああ、あいつまたここにいたのね」
私の言葉に有香が気付いて呆れの声を上げている。
「鈴木君さ、あんたに振られてから良く商店街ぶらつくようになったのよね。滅茶苦茶美人な人と一緒にいたって話も聞いたから、多分あの人のことね」
「え?」
「途中から原田さんも一緒になって何かやってるみたいだよ」
「原田さんも?」
原田さんって、原田 明里さん?
あの噂好きの?
接点があまり思いつかないんだけれど……。