【完全版】妹が吸血鬼の花嫁になりました。
「根も葉もないってわけでもないぜ? 昨日鈴木の事振ったんだろ? そのときのことが噂になってるんだぜ?」
「はあ⁉」
って事は噂の出処は鈴木君⁉
そんな言いふらす様な人だとは思わなかったけれど。
って言うか、自分が振られた話を言いふらすのもどうなの?
鈴木君の人格を疑いかけたところで、忍野君が慌てて付け足してくる。
「あ、言いふらしてるのは鈴木じゃないぜ? なんか昨日応援してくれた友達に愚痴混じりに報告してたのを、原田に聞かれたらしいんだ」
「……原田って、原田 明里さん?」
「そうそう」
その名前に思わず頭を抱えたくなった。
原田 明里。
同じクラスになった事は無いけれど、噂好きの女子として有名な子だ。
話しやすいので私も何度か話したことがある。
悪い子では無いんだけれど、面白いと思った事は誰にでも言いふらしてしまう。
その所為で仲の良い友達とケンカになった事もあって、少しは自重する様になったみたいだけれど……。
仲の良い友達の以外の人のこととなると今までとあまり変わらない様だった。
実際、昨日のことなのに今の段階でここまで噂が広まっているなんて……。
原田さんが暴走した結果としか思えない。
今日は一日この噂を否定し続けなくちゃならないのか……。と遠い目になる。
「はあ⁉」
って事は噂の出処は鈴木君⁉
そんな言いふらす様な人だとは思わなかったけれど。
って言うか、自分が振られた話を言いふらすのもどうなの?
鈴木君の人格を疑いかけたところで、忍野君が慌てて付け足してくる。
「あ、言いふらしてるのは鈴木じゃないぜ? なんか昨日応援してくれた友達に愚痴混じりに報告してたのを、原田に聞かれたらしいんだ」
「……原田って、原田 明里さん?」
「そうそう」
その名前に思わず頭を抱えたくなった。
原田 明里。
同じクラスになった事は無いけれど、噂好きの女子として有名な子だ。
話しやすいので私も何度か話したことがある。
悪い子では無いんだけれど、面白いと思った事は誰にでも言いふらしてしまう。
その所為で仲の良い友達とケンカになった事もあって、少しは自重する様になったみたいだけれど……。
仲の良い友達の以外の人のこととなると今までとあまり変わらない様だった。
実際、昨日のことなのに今の段階でここまで噂が広まっているなんて……。
原田さんが暴走した結果としか思えない。
今日は一日この噂を否定し続けなくちゃならないのか……。と遠い目になる。