男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
「ボルテ殿…いえ、父上…
サラとはまだちゃんと話が出来ていないので、先を急がないで下さい。」
サラを庇う様にカイルが言う。

「そうか、悪かったサラこれから時間は沢山あるから二人で良く話し合えばいい。」
ボルテは和かにそう伝える。

「…私はもう部屋に戻りますから、お父様も飲み過ぎない様に明日の為に早く寝て下さいね。」
サラは少し拗ねた様にそう言って席を立つ。

「では、私も一緒に失礼します。」
カイルもすかさず立ち上がり、サラの後についていく。

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