男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
「ララさん、ありがとうございます。」
サラはソファに座り紅茶を頂く。
「皇后様からの伝言です。子供が産まれたら是非会いに来てくださいと、言われておりました。」
「はい、もちろんです。元気な赤ちゃんを産んでくださいとお伝え下さい。街で可愛いお洋服を見つけたら贈らせて頂きますね。」
サラと同い年で、既に2人目の子供を産む皇后陛下は同じ女として尊敬する。
「皇后様がシャルルと呼んで欲しいと申しておりました。」
「善処します。」
皇后様をそんな風に呼ぶ事は許されるのだろうか…と、ふと考える。
「それにしても、カイル様はサラお嬢様に対してかなり過保護でございますね。
今までは皆から恐れられ、泣く子も黙る騎士団長と言うイメージでしたのに、今ではそのなりも潜めてしまいました。」
ララが笑ってそう言う。
「騎士団長としての威厳を保っていたのでは無いのでしょうか。演じていたに過ぎないと本人も言っていましたし、団長から離れたら、実は良く笑う優しい人です。」
「本当に、まったくの別人のようにお見受けします。ただ、過保護過ぎてサラお嬢様が気疲れしてしまうのでは?と、心配になりますが…。」
「大丈夫です。あの手の心配症には免疫があるので…。今は亡き兄も、とても心配症でした。」
サラが寂しそうに言う。
「お兄様がいらっしゃったのですね…。」
サラはソファに座り紅茶を頂く。
「皇后様からの伝言です。子供が産まれたら是非会いに来てくださいと、言われておりました。」
「はい、もちろんです。元気な赤ちゃんを産んでくださいとお伝え下さい。街で可愛いお洋服を見つけたら贈らせて頂きますね。」
サラと同い年で、既に2人目の子供を産む皇后陛下は同じ女として尊敬する。
「皇后様がシャルルと呼んで欲しいと申しておりました。」
「善処します。」
皇后様をそんな風に呼ぶ事は許されるのだろうか…と、ふと考える。
「それにしても、カイル様はサラお嬢様に対してかなり過保護でございますね。
今までは皆から恐れられ、泣く子も黙る騎士団長と言うイメージでしたのに、今ではそのなりも潜めてしまいました。」
ララが笑ってそう言う。
「騎士団長としての威厳を保っていたのでは無いのでしょうか。演じていたに過ぎないと本人も言っていましたし、団長から離れたら、実は良く笑う優しい人です。」
「本当に、まったくの別人のようにお見受けします。ただ、過保護過ぎてサラお嬢様が気疲れしてしまうのでは?と、心配になりますが…。」
「大丈夫です。あの手の心配症には免疫があるので…。今は亡き兄も、とても心配症でした。」
サラが寂しそうに言う。
「お兄様がいらっしゃったのですね…。」