男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
「無理強いはしなくない…。」
カイルはそう言いながらも制御できず、
唇に何度も角度を変えてキスを落とす。

「口開けて。」

言われるがままに軽く口を開けるとカイルの舌が強引に口内に入ってきて舌を絡まれる。

「……あっ……ん……。」
まだ、慣れないサラは深いキスに息が乱れて立っていられなくなる。

抱き上げられて、気づくとベッドに寝かされいた。
カイルから降り注ぐキスに溺れて何も考えられなくなる。お腹の奥がぎゅっとして体が熱くなってくる。

耳たぶを喰まれて首筋にキスが降りてきた。

「脱がしてもいいか?」
ガウンの合わせを解かれ、ネグリジェのボタンが外される。
恥ずかしいと思う気持ちと、もっと触れて欲しいと思う気持ちとで心がドキドキと踊る。

素肌に触れられビックっと体が揺れる。
サラは思わず恥ずかしくて目をぎゅっと閉じてしまう。
「綺麗だ…」

「出来るだけ痛くさせたくないから力を抜いて俺に預けて。」

痛いのか気持ちいいのか分からない、ただ、優しく触れるカイルの熱い手に翻弄され、いつの間にが意識を離してしまっていた。
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