かけがえのないもの
序章
かけがえのないもの
 
気づいたのはわたしが壊れたときだった
 
そのとき
 
何もかもなくす寸前だった
 
我を忘れ、
何もかもいらないと棄てようとした
 
去年のことでした
 
そう
1年前のあの頃
生きることさえも諦めていた
 
忘れられない
忘れてはいけない1年だった
 
今も
あの頃みたいではないけど続いている
 
かけがえのないものに
支えてもらいながら…
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