紙飛行機
影響

田村優太




 「優ちゃん」
「優太」


 「優ちゃん」
「優太!!」


 「優ちゃん」
「優太起きなさい!!!!」
バシン!!


「ってぇ…」
「優太!!もぅ7時よ!!??」
「やべぇ;;」
布団からガバッと起き上がってハンガーにかけていた制服を急いで着た。


「いただきます」
母さんの作ったおむすびを2つ口に頬張った。

急いで歯みがきして髪といてー…。














キーンコーンカーンコーン

「やっべっ;;」
教室まで全力疾走した。






ガラガラー

「っはぁ…はぁ…はぁセーフ!?」
ガラガラー
「出席とるぞー。とっとと座れこぞう共」
「セーフだな」

ガラガラー
「セーフ!?」
「「「アウト」」」
俺と浜井と担任がバッチリはもって俊介に言った。

「あらら;;」
「お前反省してねーだろ」
「違う違う優太。俊介はもぅ反省なんてしねーよ」
「確かに」
「うるせーよ浜井」
「「事実だろ」」
「はいはい;;」
「植木、今日お前校長室行きな」
「えーマジでー」


そんなやり取りにクラスのみんなは笑う。
俊介もきっと将平と同じタイプだな…。




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