紙飛行機
「なぁ優太…」
「ん?」
「笹川……どんな感じ…?」
「…………」
「言いたくないなら別にー」
「もぅ一週は見てねーよ」
浜井がこんな事きくの初めてで、それは浜井なりの優しさだと思った。
「漢字テスト返すぞー」
俺達は顔を見合わせた。
「浜井何点だった?」
「やべー;;」
「俺もだから見せろ!!」
「あーはいはい!!」
俺80点
浜井75点
「っしゃぁ勝った!!」
「何がヤバいんだよ嘘つき!!」
「浜井もだろー」
「うるせー」
「………俊介は?」
「ん?んー」
案外すんなり渡したな…。
安達俊介 100点
「「100!!??」」
「てめー何だよこの点!!??」
「ありえねぇ…」
「はぁ?何でおまえら俺が徹夜してまで勉強したって方向に行かねーんだよ」
「「マジかよ…。ってかお前そんなキャラじゃねーだろ;;」」
「まぁ取っちゃった物は仕方ない」
「「コイツ、マジウゼー」」
大好きな理科の授業は終わり、帰りのHRをして、掃除をして、カバンを取った。
「優太」
「何浜井」
「将平くん、退院した?」
「してないよ。だから今から行くんだ」
「んじゃ俺も行っていい?」
「んまぁいいだろ。将平、浜井と事好きだし」
「マジで(笑)」