紙飛行機
それからすぐしてから兄ちゃんは帰って来た。
「あ、携帯忘れた」
「バカじゃ〜ん」
さっき花束を肩にかけて話をしていたかっこいい兄ちゃんとは違って可愛かった(笑)
「うっせぇ!!〜携帯取りに行ってくるから」
「はいはーい♪」
そぅ言ってゆっくりと歩いて病室を出ていった。
「いくら何でも遅くない?」
確かに…
もぅ何回も来てるから迷子は無いはずだし…。
「俺、見てくるわ」
そぅ言って松葉づえを取った。