磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
「真海、好きだ。」
大きな体から絞り出すような声が出る。
「わ、わかってるよ、そんなこと!」
「・・・猫、たくさん飼おうな。」
「・・・うん。」
「・・・明日日曜日だし指輪買いに行こうな。」
「・・・別に、そんなに急がなくていいんじゃない?」
「お前の指に早くはめてほしいんだ。」
抱きしめたまま真海の左手をとり薬指を撫でる。そこにはまだ指輪はないのに、温かくて強い不思議な力が宿ったように感じた。
「・・・まったく、せっかちムサゴリラ。」
真海は悠馬の広い背中に手を回し、そこに指で文字を書こうとしたが、指を止め思いきってその言葉を口に出した。
「すき。これからもずっと。」
「!?」
悠馬は驚きで体を震わせたがそれは歓喜の震えへと変わった。
「何、あんた、泣いてんの!?デカ男のくせに・・・。」
「な、泣いてるわけねえだろ!?お前こそ・・・。」
「は!?泣くわけないでしょ!うるさいよこのムサゴリラ!」
二人は頬を涙で濡らしつつ強く強く抱きしめ合った。
大きな体から絞り出すような声が出る。
「わ、わかってるよ、そんなこと!」
「・・・猫、たくさん飼おうな。」
「・・・うん。」
「・・・明日日曜日だし指輪買いに行こうな。」
「・・・別に、そんなに急がなくていいんじゃない?」
「お前の指に早くはめてほしいんだ。」
抱きしめたまま真海の左手をとり薬指を撫でる。そこにはまだ指輪はないのに、温かくて強い不思議な力が宿ったように感じた。
「・・・まったく、せっかちムサゴリラ。」
真海は悠馬の広い背中に手を回し、そこに指で文字を書こうとしたが、指を止め思いきってその言葉を口に出した。
「すき。これからもずっと。」
「!?」
悠馬は驚きで体を震わせたがそれは歓喜の震えへと変わった。
「何、あんた、泣いてんの!?デカ男のくせに・・・。」
「な、泣いてるわけねえだろ!?お前こそ・・・。」
「は!?泣くわけないでしょ!うるさいよこのムサゴリラ!」
二人は頬を涙で濡らしつつ強く強く抱きしめ合った。