磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
昼休み。
悠馬は休憩室の窓際のカウンター席でお弁当を開いた。
───朝、あいつが席に戻った時、なんか気まずくて何も言えなかった。あいつも『話しかけるなオーラ』出してたしな。食ってからお礼言お・・・にしても見た目すごい綺麗だな・・・写真撮ろ・・・。
スマホを取り出し写真を撮っていると突然背後から声がした。
「へーえ、愛妻弁当ですか、ラブラブですねぇ。昼休みいつも外に行くのに珍しくここにいると思ったら。」
驚いて振り返ると隣のチームの新貝がニヤニヤしながらこちらを見ていた。
「そ、そんなんじゃねえ!これは色々あってだな・・・。」
慌てて否定すると彼はずいっとお弁当を覗きこむ。
「うわ、見た目カラフルで超映えだし、めっちゃ美味そうじゃないですか!」
「お、おお・・・。」
そこで新貝があることに気がつきいっそうニヤついた。
「ふーん、ゴリラのキャラ弁ですか・・・北岡さんのこと『ゴリラ』って言ってる人、俺知ってるような気がするんですけど。あれー?誰だったかなー?」
わざとらしく首をかしげる。
「お前うるせーよ!飯行くんなら行けよ。昼休み終わっちまうぞ。」
「はいはい。高級焼き肉楽しみにしてますよ!」
新貝はくすくす笑いながら去っていった。
悠馬は休憩室の窓際のカウンター席でお弁当を開いた。
───朝、あいつが席に戻った時、なんか気まずくて何も言えなかった。あいつも『話しかけるなオーラ』出してたしな。食ってからお礼言お・・・にしても見た目すごい綺麗だな・・・写真撮ろ・・・。
スマホを取り出し写真を撮っていると突然背後から声がした。
「へーえ、愛妻弁当ですか、ラブラブですねぇ。昼休みいつも外に行くのに珍しくここにいると思ったら。」
驚いて振り返ると隣のチームの新貝がニヤニヤしながらこちらを見ていた。
「そ、そんなんじゃねえ!これは色々あってだな・・・。」
慌てて否定すると彼はずいっとお弁当を覗きこむ。
「うわ、見た目カラフルで超映えだし、めっちゃ美味そうじゃないですか!」
「お、おお・・・。」
そこで新貝があることに気がつきいっそうニヤついた。
「ふーん、ゴリラのキャラ弁ですか・・・北岡さんのこと『ゴリラ』って言ってる人、俺知ってるような気がするんですけど。あれー?誰だったかなー?」
わざとらしく首をかしげる。
「お前うるせーよ!飯行くんなら行けよ。昼休み終わっちまうぞ。」
「はいはい。高級焼き肉楽しみにしてますよ!」
新貝はくすくす笑いながら去っていった。