磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
「・・・で、あんたは何でここにいるわけ?」
小さなテーブルに向かい合って座り俯いたまま真海が気まずそうに言った。
猫がいるリビングスペースと飲食ができるカフェスペースはガラスの壁で仕切られていて、その壁に向かって並ぶカウンター席は猫を見ながら食事ができるとあって人気があり全て埋まっていた。
二人は仕方なく壁から離れたテーブル席に座ったものの、リビングスペースを広くとっている為カフェスペースは狭く、ガタイのよい悠馬は窮屈そうにテーブルに身を乗り出していた。
「何でって・・・お前がくれた写真集の『撮影協力』のところにこの店が載ってたからだよ。」
「フットワーク軽いな!」
「おう、それが俺の売りだからよ。」
ドヤ顔で言う。
「・・・はあ。これからも来るつもり?」
ため息と共に言うと悠馬は嬉しそうに目を輝かす。
「もちろん来るよ!エクレア目当てだったけど他の猫もかわいいし、ここは狭いけど猫がいるところは広くて綺麗で快適だしな。」
「来る時は連絡して。私は来ないようにするから。」
「は?別にいいじゃねえか、俺がいても。猫と遊ぶ為に来るところなんだし、誰がいようと関係ないだろ。」
悠馬は笑顔から一転不機嫌な表情になり眉間にシワを寄せる。
「ここは、私が心からリラックスできるオアシスなの!仕事のことも忘れられるし・・・実家行くと、もずくに会えるけど親が結婚がどうのとかうるさいしさ。あんたいるとどうしても仕事のこと思い出しちゃうし。」
───それになんか心がざわついちゃうし・・・。
「俺だってプライベートモードだから仕事の話なんてしねえし・・・話したくないなら話しかけねえよ。ていうかさっきはよくも他人の振りなんかしてくれたな。」
「だっだって、急にあんたがいてどうしたらいいかわからなかったし・・・。」
「・・・でも、かなり楽しかったよ、さっきの会話・・・。」
小さなテーブルに向かい合って座り俯いたまま真海が気まずそうに言った。
猫がいるリビングスペースと飲食ができるカフェスペースはガラスの壁で仕切られていて、その壁に向かって並ぶカウンター席は猫を見ながら食事ができるとあって人気があり全て埋まっていた。
二人は仕方なく壁から離れたテーブル席に座ったものの、リビングスペースを広くとっている為カフェスペースは狭く、ガタイのよい悠馬は窮屈そうにテーブルに身を乗り出していた。
「何でって・・・お前がくれた写真集の『撮影協力』のところにこの店が載ってたからだよ。」
「フットワーク軽いな!」
「おう、それが俺の売りだからよ。」
ドヤ顔で言う。
「・・・はあ。これからも来るつもり?」
ため息と共に言うと悠馬は嬉しそうに目を輝かす。
「もちろん来るよ!エクレア目当てだったけど他の猫もかわいいし、ここは狭いけど猫がいるところは広くて綺麗で快適だしな。」
「来る時は連絡して。私は来ないようにするから。」
「は?別にいいじゃねえか、俺がいても。猫と遊ぶ為に来るところなんだし、誰がいようと関係ないだろ。」
悠馬は笑顔から一転不機嫌な表情になり眉間にシワを寄せる。
「ここは、私が心からリラックスできるオアシスなの!仕事のことも忘れられるし・・・実家行くと、もずくに会えるけど親が結婚がどうのとかうるさいしさ。あんたいるとどうしても仕事のこと思い出しちゃうし。」
───それになんか心がざわついちゃうし・・・。
「俺だってプライベートモードだから仕事の話なんてしねえし・・・話したくないなら話しかけねえよ。ていうかさっきはよくも他人の振りなんかしてくれたな。」
「だっだって、急にあんたがいてどうしたらいいかわからなかったし・・・。」
「・・・でも、かなり楽しかったよ、さっきの会話・・・。」