磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
*喧嘩腰な告白*
二人で夕焼けを見た週の土曜日、真海は先週と同じ猫カフェにやってきた。
───先週はあいつのせいであんまり猫と戯れられなかったし。今日エクレアの誕生日イベントやってるけど、あいつから来るって連絡来てないし、今日はゆっくり楽しもう。あいつがいると気持ちが落ち着かないからな。
そう思って猫達を撫でたり眺めたりしていても、無意識に入り口の方に目がいってしまう。
───お店のSNSに今日のイベントのこと書いてあったし、私が『来る時は連絡して。』って言ったのだって、あいつが了承したわけではないし、来る可能性はある、よね・・・あれ、私、期待してる・・・?はは、ま、まさか・・・そんなことあるわけない。
イベントが終わるまで店に滞在したが、悠馬は姿を見せなかった。
真海は明らかにがっかりしている自分の気持ちに気づき愕然とした。
───どうしよう・・・私、あいつに会いたかったんだ・・・毎日会社で会ってるのに・・・それってもう・・・。
真海は自分の悠馬への確かな想いに気がついてしまった。というより今までは無理して見ないようにしていたに過ぎなかった。
改めて意識してみると、それはかなり色濃く、眩しく輝く気持ちであった。自分の心の中で強い光を放つ恋心の存在をくすぐったく思いつつも誇らしく感じたのだった。
───先週はあいつのせいであんまり猫と戯れられなかったし。今日エクレアの誕生日イベントやってるけど、あいつから来るって連絡来てないし、今日はゆっくり楽しもう。あいつがいると気持ちが落ち着かないからな。
そう思って猫達を撫でたり眺めたりしていても、無意識に入り口の方に目がいってしまう。
───お店のSNSに今日のイベントのこと書いてあったし、私が『来る時は連絡して。』って言ったのだって、あいつが了承したわけではないし、来る可能性はある、よね・・・あれ、私、期待してる・・・?はは、ま、まさか・・・そんなことあるわけない。
イベントが終わるまで店に滞在したが、悠馬は姿を見せなかった。
真海は明らかにがっかりしている自分の気持ちに気づき愕然とした。
───どうしよう・・・私、あいつに会いたかったんだ・・・毎日会社で会ってるのに・・・それってもう・・・。
真海は自分の悠馬への確かな想いに気がついてしまった。というより今までは無理して見ないようにしていたに過ぎなかった。
改めて意識してみると、それはかなり色濃く、眩しく輝く気持ちであった。自分の心の中で強い光を放つ恋心の存在をくすぐったく思いつつも誇らしく感じたのだった。