アイドル様と激甘ラブ同居!?
そんな私に戸惑ったように、

困った表情をする雨宮さんが滲んで見える。



「え、ごめんね、笑いすぎた…?」


「ちがっくて、お母さん…、思い出して、っ、」



決して雨宮さんのせいではないことを必死に伝えるけど、

そういった途端雨宮さんは一瞬だけ悲しそうな顔をして、


ギュッと私を抱きしめてきた。





「へ…っ、?」



「ごめんね、思い出させちゃったんだよね。」


「あ、の、っ、」


「大丈夫だよ、俺今ギュッてしてて泣き顔とか見えないし、いっぱい泣いて?」




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