大嫌いの先にあるもの
「信じて欲しい。美香が亡くなってから体の関係を持った女性はいない。愛しているのは美香一人だ」
目頭が熱くなった。
そんな言葉、聞きたくない。
ますます私とのキスがその場の勢いだけのものだったって思うから。
愛情なんて何もないって言われたみたいで苦しい。
「春音、出て行くなんて言うなよ。一緒に暮らそう。僕は春音との暮らしが好きなんだ」
何とも思ってないくせに、そんな事言うなんて酷い。
私がどんな想いで今まで一緒にいたと思っているの……。
「春音、一緒にいよう」
頭に来た。
思わず立ち上がって、黒須の方を振り向いた。
「勝手な事言わないで!自分の都合ばっかり押し付けないでよ。なんで昨日キスしたのよ!私の気持ち知ってるくせに、どうして気を持たせるような事するの?こっちは妹でもいいって必死で耐えていたんだよ。それなのに酷いよ。美香ちゃん以外の女性を愛せないなら、キスしないでよ!」
「春音……」
「それとも黒須は鈍感だから、まだ私の気持ちに気づかない?気づかないなら教えてあげる。私は13才の時からずっと黒須に恋してたの!ずっと、ずっと黒須が好きだったんだから」
最低。こんな告白。
目頭が熱くなった。
そんな言葉、聞きたくない。
ますます私とのキスがその場の勢いだけのものだったって思うから。
愛情なんて何もないって言われたみたいで苦しい。
「春音、出て行くなんて言うなよ。一緒に暮らそう。僕は春音との暮らしが好きなんだ」
何とも思ってないくせに、そんな事言うなんて酷い。
私がどんな想いで今まで一緒にいたと思っているの……。
「春音、一緒にいよう」
頭に来た。
思わず立ち上がって、黒須の方を振り向いた。
「勝手な事言わないで!自分の都合ばっかり押し付けないでよ。なんで昨日キスしたのよ!私の気持ち知ってるくせに、どうして気を持たせるような事するの?こっちは妹でもいいって必死で耐えていたんだよ。それなのに酷いよ。美香ちゃん以外の女性を愛せないなら、キスしないでよ!」
「春音……」
「それとも黒須は鈍感だから、まだ私の気持ちに気づかない?気づかないなら教えてあげる。私は13才の時からずっと黒須に恋してたの!ずっと、ずっと黒須が好きだったんだから」
最低。こんな告白。