大嫌いの先にあるもの
ステージの方には若い連中が集まって踊り狂ってる。
その中心にいるのは愛理だった。
ジャズバーではなく、まるでクラブみたいだ。
さっき素っ気ない態度をとった腹いせに愛理がしかけたんだ。
今夜は監督する立場の相沢もいないし、愛理の好き放題だ。
春音と話したいのに音楽がうるさすぎて話が出来ない。
「宮本君、音楽、元に戻すように言って来て」
「え?」
宮本君が右耳を傾ける。
「だから音楽を何とかして来て」
「え?」
「音楽を止めて来い!」
「あ、はい」
宮本君がカウンターを離れ、音楽ブースの方に行く。
春音の方を見ると、いない。
どこだ?
どこに行った。
周囲を見回すがいない。
最後にステージを見ると、愛理の隣で踊ってる春音がいた。
嘘だろ……。
その中心にいるのは愛理だった。
ジャズバーではなく、まるでクラブみたいだ。
さっき素っ気ない態度をとった腹いせに愛理がしかけたんだ。
今夜は監督する立場の相沢もいないし、愛理の好き放題だ。
春音と話したいのに音楽がうるさすぎて話が出来ない。
「宮本君、音楽、元に戻すように言って来て」
「え?」
宮本君が右耳を傾ける。
「だから音楽を何とかして来て」
「え?」
「音楽を止めて来い!」
「あ、はい」
宮本君がカウンターを離れ、音楽ブースの方に行く。
春音の方を見ると、いない。
どこだ?
どこに行った。
周囲を見回すがいない。
最後にステージを見ると、愛理の隣で踊ってる春音がいた。
嘘だろ……。