大嫌いの先にあるもの
学食を出て、先生たちの研究室が入ってる隣のビルに入ると、一階のエレベーターホール前で黒須を見つける。
黒須の周りには二十人近い女子がいて、黒須は彼女たちに親しそうな笑顔を浮かべていた。
みんな可愛いし、お洒落だ。
その光景を見て、無性に腹が立つ。
黒須と親し気に腕を組んでる子までいた。
まるでハーレムの王様。
なんだろう。このモヤモヤする感じ。
黒須の周りに女子学生が集まっているのはいつもの事なのに。
ふつふつと湧き上がる、理由のわからない嫌悪感。
謝ろうと思ったけど、謝りたくない。
「春音?」
黒須がこっちを見る。
その視線を無視するように背を向けて、ビルを出た。
黒須の周りには二十人近い女子がいて、黒須は彼女たちに親しそうな笑顔を浮かべていた。
みんな可愛いし、お洒落だ。
その光景を見て、無性に腹が立つ。
黒須と親し気に腕を組んでる子までいた。
まるでハーレムの王様。
なんだろう。このモヤモヤする感じ。
黒須の周りに女子学生が集まっているのはいつもの事なのに。
ふつふつと湧き上がる、理由のわからない嫌悪感。
謝ろうと思ったけど、謝りたくない。
「春音?」
黒須がこっちを見る。
その視線を無視するように背を向けて、ビルを出た。