だいすきボーイフレンド
セミの一生
23時半過ぎ、ちょうど私はシャワーを浴びて髪を乾かしながらスマホをいじってた時だった。
「なあなあ」と突然声をかけられて初めて晴人が帰ってきたことを知る。
「びっくりしたあ」
「あのさ、俺と一緒に大阪戻らへん」
この男、突然何をおっしゃりますのん。
寝耳に水ってびっくりするやろな、そらそやな。
寝てるところ耳に水入れられたら、そらーびっくりするやろ。
そんな感じ。
私は髪がまだ半乾きなのにも関わらず、ドライヤーを洗面台に置く。
「どしたん、急に」
そう言いながら、まだキャミソールにショートパンツ状態だったことに気付く。
「うん、なんかさ」と言いながら晴人が私の背後に回って腕を回してきた。
「転職するか、まあ、今の会社でもリモートでも行けるかな、思てさ。それやったら大阪戻ってもええんちゃうかなって」
「だから何があったん」
晴人は静かに、私の左肩に顎を置く。
「前言うてたやん、大阪戻りたいって」
「ああ、あれ就活ん時な」
「うん、大阪戻ってさ、二人で部屋借りひん」
「なあなあ」と突然声をかけられて初めて晴人が帰ってきたことを知る。
「びっくりしたあ」
「あのさ、俺と一緒に大阪戻らへん」
この男、突然何をおっしゃりますのん。
寝耳に水ってびっくりするやろな、そらそやな。
寝てるところ耳に水入れられたら、そらーびっくりするやろ。
そんな感じ。
私は髪がまだ半乾きなのにも関わらず、ドライヤーを洗面台に置く。
「どしたん、急に」
そう言いながら、まだキャミソールにショートパンツ状態だったことに気付く。
「うん、なんかさ」と言いながら晴人が私の背後に回って腕を回してきた。
「転職するか、まあ、今の会社でもリモートでも行けるかな、思てさ。それやったら大阪戻ってもええんちゃうかなって」
「だから何があったん」
晴人は静かに、私の左肩に顎を置く。
「前言うてたやん、大阪戻りたいって」
「ああ、あれ就活ん時な」
「うん、大阪戻ってさ、二人で部屋借りひん」