満月の夜に、オオカミは泣く
夢の国🪄
キタナイ世界💧
今日も、なにも変わらないヨルがやってきた。
ここだけ取り残されたような、
静かな空間の外に広がる汚い世界。
ポツンとかけた月。
ああ、あぁ、いつ見ても変わらない景色。
そんな中。
一筋の光が降ってきたんだ。
「流れ…ぼし」
こうやって今日も、
私は小さな光に、無謀な願いをたくすんだ____。
「こんな病、きっとなくなりますように」
わたしは今、どうして生きているんだろう。
こんな家に生まれてこんな人間に育って、
私は今更まだ行きたいと思うのだろうか…?
昔はよく、妖精が私の部屋に来ていた。
寂しくて病弱なわたしが、
寂しいヨルを過ごさないように、
わたしが眠りに落ちるまで、
一緒に遊んでくれていた。