満月の夜に、オオカミは泣く
男2「ひぃっいや、それは⋯」
??「もっと金ある店に行け」
男1「は、はい!」
男3「いくぞっ」
足早に逃げる3人。
その背中は凄く小さく見えたんだ。
男たちが去ったのを見送った後、
その男の人はゆっくりとホームレスに近づく。
??「じーさん、大したもんじゃねーけどやるよ。ちょっとは腹の足しにしてくれ」
1つのコンビニ袋を手渡す男。
ゆっくりホームレスは、それを袋から取り出した。
あの白い塊は…
ん?肉まん?
ホームレス「わー、温かい。ここ3日何も食べていなかったんですよ。いいんですか?」
??「すまんねこんなんで。最近"活動"鈍くて、あいにく俺も持ち合わせがねえんだ」