天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
進展
いよいよ今日は23日。
昼間普通に仕事をし、そのまま神戸に行くつもりで大きな荷物を持ち安治郎に出勤した。
「あら、いよいよ行く日ね。楽しみね」
早速ふみさんにつっこまれ、ついニコニコとしてしまった。
「あら、茉莉花ちゃんったら正直ね。向こうで竹之内さんが待ってると思ったらそりゃあ楽しみにもなるわよね」
幸子さんにまでからかわれてしまうが、顔が緩んだままで元に戻らない。
ふたりはそのあとも料理をしながら旅行の話を聞きたがるが、まるで母に聞かれているようで恥ずかしい。初めての彼氏との旅行を母に一から十まで話す子供はいないだろう。私も話を濁し、何とか1日を終えた。
「気をつけて行ってきなさいね」
みんなに見送られながら私は大きな荷物を持ちいつもの駅に向かった。
東京駅に向かい、そのあとは新神戸に着いたら啓介さんが待っていてくれるはず。
私は渡されたチケットを手に昂る気持ちを抑えながら新幹線に乗り込んだ。
昼間普通に仕事をし、そのまま神戸に行くつもりで大きな荷物を持ち安治郎に出勤した。
「あら、いよいよ行く日ね。楽しみね」
早速ふみさんにつっこまれ、ついニコニコとしてしまった。
「あら、茉莉花ちゃんったら正直ね。向こうで竹之内さんが待ってると思ったらそりゃあ楽しみにもなるわよね」
幸子さんにまでからかわれてしまうが、顔が緩んだままで元に戻らない。
ふたりはそのあとも料理をしながら旅行の話を聞きたがるが、まるで母に聞かれているようで恥ずかしい。初めての彼氏との旅行を母に一から十まで話す子供はいないだろう。私も話を濁し、何とか1日を終えた。
「気をつけて行ってきなさいね」
みんなに見送られながら私は大きな荷物を持ちいつもの駅に向かった。
東京駅に向かい、そのあとは新神戸に着いたら啓介さんが待っていてくれるはず。
私は渡されたチケットを手に昂る気持ちを抑えながら新幹線に乗り込んだ。