天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
今日も11時頃になると徐々に客足が増えてきた。
私たち4人、声を掛け合いながらお客さんを捌いていく。
明日から連休なのに未だ予定がない。けれどどこかウキウキしてしまう自分がいた。
ランチタイムが過ぎた頃、こんな時間にスーツ姿の男性は珍しいなと思っていたら突然声をかけられた。
メニューを聞かれたりすることはあるが、すでにこの時間だから並んでいる弁当も少なく案内するほどの数はない。それに常連さんならお喋りをするがこの人は見かけたことがないと思う。
「あの……ここで働いでどのくらいですか?」
「え?」
私が驚いていると、相手も不躾だと思ったのか質問を変えてきた。
「明日からお休みなんですね」
「あ、ああ。そうなんです。申し訳ありません」
「これとこれをください」
彼に渡されたシャケとチキン南蛮のお会計をすると私の顔をじっと見てから帰って行った。
なんだったんだろう。
きちんとした格好で、よく見るとメガネで隠れているが切長のキリッとした目元に整った顔立ち、隣に並ぶと157センチの私との身長差がかなりあったので180くらいだろう。
こんな目立つお客さんを忘れるはずはないと思うけど、前に来たことがあったのかな?
不思議に思ったがそのまま忘れ去ってしまった。
私たち4人、声を掛け合いながらお客さんを捌いていく。
明日から連休なのに未だ予定がない。けれどどこかウキウキしてしまう自分がいた。
ランチタイムが過ぎた頃、こんな時間にスーツ姿の男性は珍しいなと思っていたら突然声をかけられた。
メニューを聞かれたりすることはあるが、すでにこの時間だから並んでいる弁当も少なく案内するほどの数はない。それに常連さんならお喋りをするがこの人は見かけたことがないと思う。
「あの……ここで働いでどのくらいですか?」
「え?」
私が驚いていると、相手も不躾だと思ったのか質問を変えてきた。
「明日からお休みなんですね」
「あ、ああ。そうなんです。申し訳ありません」
「これとこれをください」
彼に渡されたシャケとチキン南蛮のお会計をすると私の顔をじっと見てから帰って行った。
なんだったんだろう。
きちんとした格好で、よく見るとメガネで隠れているが切長のキリッとした目元に整った顔立ち、隣に並ぶと157センチの私との身長差がかなりあったので180くらいだろう。
こんな目立つお客さんを忘れるはずはないと思うけど、前に来たことがあったのかな?
不思議に思ったがそのまま忘れ去ってしまった。